2011年04月23日

21年目に

私が19歳のときに職場に捨てられていた3匹の子猫たち。

小さなときから犬しか飼ったことのない私は、断然犬派で猫は大嫌いだった。

なぜなのかはわからないけど、職場のオジさんに更にどっかへ捨てられるというこの子達を放っておけなかった。


私が飼います!
今思っても何故だったのかわからない。
幸い2匹は貰い手が決まり、私の元には私が一番惹かれていた子が残った。

それは、とってもとっても器量良しの女の子。
三毛猫なんだけど、茶色の部分はベージュ(フォーン)、黒の部分はグレー(ブルー)と言った洋猫風な優しい色合いの毛。


当時ペット可の賃貸などなく、コソコソ飼うか実家に預けるかしか選びようがなかった。
実家は犬派だからなぁ…と半ば諦めながら連れていくと、意外なことに母から預かってくれる(=飼ってくれる)と許可が出た!

それから彼女は実家で何匹か子猫を産み、その子猫の一匹がまた子を産み大家族になった(のちに全員避妊去勢した)


ときには母が辛い時も、ニャーコはいつも寄り添ってそばにいてくれたそう。


先週の水曜日、私は仕事を休んだ。
前日やたらムカムカして気持ち悪くお腹も壊していて、
その日少し良くはなっていたのだけど、休みを貰った。

調子が今一だけど、休みが貰たので実家に顔を出す気になり電話をしてから向かうことにした。

母は、家にいるからおいでよ〜と。
私は、じゃあ今から行くね。って


到着して母部屋に行くと、そこにはニャーコがいた。
いつも母の服を毛布にして寝ているのだけど、
この日は、ホットカーペットの上にバスタオル、その上にニャーコ、ニャーコに母の服をお布団のようにかけてある。

呼吸は浅くしている。
目うつろにあいている。
口は苦しいのかあいたまま。

前日急に立てなくなって寝たきりになったそうで、
もう体が冷たくなっている。

彼女の子供や孫は全員が旅立ち、一番最後のニャーコも今日旅立とうとしていることがすぐにわかった。


今から病院に連れて行っても恐らくは無駄なことだろうから、そばで見守ることにした。


時々話しかけると、ニャーと返事をしていたが、一時間、二時間と経つと返事もなくなってきた。


時々濡れタオルで水を含ませてやり、軽くのどをなでてあげる。

とても静かな、ゆっくりとした雰囲気のまま
ニャーコは旅立った。

あのとき19だった私が今年で40。
我が家の20年間を見つめてきたニャーコ。


最後の日に呼んでくれたのかな?
不思議と悲しみはあまりない。

ありがとう、一緒に過ごせて楽しかったよ!
ただこの気持ちだけ…


ニックネーム シェーベル at 20:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする